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1: 大学生さんコロナ禍を嘆く
大学の後期授業が順次開始される中、学生らはオンライン授業やアルバイトでの収入減少など新型コロナウイルスの影響を大きく受ける状況が続く。
「このまま学生生活が終わってしまうのか」。24日、千葉市稲毛区で行われた学生向けの食材配布会「食材もってけ市」では、長引くコロナ禍に不安の声が多く上がった。

千葉大四年の鈴木杏奈さん(21)は「コロナで時間が無駄になった」とため息をつく。
現在一人暮らしで、アルバイト先のスポーツジムは時短営業となり収入が半分に。

実家からの仕送りを含めて、毎月四万円程度でやりくりするが、多くは食費で消える。
ワクチンは大学での接種を受けたが「ワクチンを打ってもかかる人はいる。残りの大学生活はもっと遠出して遊びたかったけど我慢します」

同大に今年入学した千葉市稲毛区の男子学生(19)は「まだ大学の友達は数人しかいない」という。
アルバイト先として応募していた居酒屋は休業になり、バスケットボールサークルの活動も中止。

大学の授業はオンラインが中心だが、つい録画をためてしまう。「対面授業を増やしてほしい。中高生は普通にやっているのに、何で大学生だけ統制されるのか」。

同区の大学二年生中村紗也加さん(20)は「若者の外出が多いと言われるが、みんな行事を我慢しているし、過ごしやすい訳じゃない」と憤る。

配布会はコロナ禍の学生を支援しようと昨年六月から有志の大学生らが実施。事前予約制で、レトルト食品、野菜、生理用品やトイレットペーパなどを配る。
二十六回目となる今回は、約四百人の学生が訪れた。

配布会実行委員会の大西航事務局長(40)によると、昨年秋の参加者数は一回につき百人程度だったが、
今年に入り急増。「貯金がなくなったり、実家の両親の仕事がうまくいかず仕送りが減ったりしたのが原因ではないか」。

コロナ禍の中で学生の様子にも変化を感じる。
「五輪をやるのに自分たちの部活はできないのかと不満に思う学生もいる。以前はコロナは短期的なものという雰囲気があったが、今は、このまま四年間を過ごすのかという不安を感じているのでは」と話す。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/133271

コロナ禍の学生を支援するための食材配布会で品物を受け取る参加者(左)
https://static.tokyo-np.co.jp/image/article/size1/6/5/a/2/65a24b7c1da6dfcc3439c85fe755b52c_1.jpg

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