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1: 自民党は何をしてくれるの??
 菅義偉首相が新型コロナウイルス感染症対策の「切り札」と位置づけるワクチン接種をめぐり、自民党のプロジェクトチーム(PT)は26日、高齢者に速やかにワクチン接種ができるように24時間体制で接種を行うことなどを求める提言案をまとめた。

 自民党の下村博文政調会長はPTの会合の冒頭で、「ワクチンは感染対策の決め手」と述べ、党として「前倒しも含めてさらに政府には求める」と強調した。菅首相は23日の記者会見で、希望する高齢者に対し「7月末までを念頭に2回の接種を終えられるように取り組む」としたが、PTの事務局長を務める古川俊治参院議員は会合後、「政府が言っていることに甘んじてはいけない。もっとはやくやるんだというのが党の意向」と述べた。

 提言案では、変異株の拡大と新規感染者数の増加を踏まえ、「ワクチン接種の数日の遅れが多数の感染者増につながる」と警鐘を鳴らし、高齢者に対する迅速な接種が「危機的な都市圏の医療の状況を劇的に緩和する切り札」と指摘した。

 現在は「100年に一度のパンデミックの緊急時」であり、「あらゆる方策を尽くすべき」とし、具体例として「仕事から離れている医療従事者の参加を募り24時間体制で接種を行う」「集団接種と共に病院や診療所における個別接種をフル稼働する」ことを挙げた。実現のために「財源その他強いインセンティブを付与すること」とした。財源については予備費の活用や補正予算編成を視野にいれているという。

 この日の会合では、接種機会を広げるため「国や都道府県の施設も使おう」との意見が出たと言い、提言に盛り込む。

 今秋までに16歳以上の希望者全てが接種を終えるため、高齢者に次いで優先接種の対象とされている基礎疾患のある人や高齢者施設の職員らに対する接種も「可能な限り前倒しする」ことを求めた。また、国産ワクチン開発に取り組む民間企業などの意欲的な取り組みを促すため、基金を創設し、「10年間の支援を行うなど、目に見える形で関与すべきだ」とした。(中田絢子)

朝日新聞
2021年4月26日 16時23分
https://www.asahi.com/articles/ASP4V5DNNP4VUTFK00D.html

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